2018.07.31 発売


特集「男らしさ 女らしさ」


セクハラ、パワハラ、ジェンダーを巡る運動、家族観や働き方。対立が深まる『男vs女』の展開を本気で変えるために、永らく続く男女の対立構造を根源的に問う。


今回の号のメインテーマは『怒り』。


私たちは何に怒っているのか?

何に怯えているのか?


「情動」「物語」「境界線」「性愛」「存在肯定」などを元に〝問題解決〟を前提とした、ものの見方、考え方を指し示します。最後には、「生まれてきてよかった」と思えるような爽快感をもたらす号に仕上がりました。


生老病死、思い通りにいかない全てを受け入れ、私はココから生き直す。


本編をちょっとお見せすると

二村ヒトシ(AV監督)

恋愛も、結婚も、セックスも。

しなくても人は生きていける、幸福になれる。それでも、するとしたら、なんのために? なぜ人間はセックスをするのか? を皮切りに、セックスを通じて“なにをしようとしてるのか”まで紐解きます。読み終わったあと、新しい自分としてセックスをしたいと思える、泣きたくなるくらい清々しい物語です。


千野帽子(文筆家)

私たちは「物語」に苦しまされている?

人間は物事をストーリー形式で認識してしまう。物語なくして生きられない人間のままならさ、その上で苦悩からどう脱却しうるかを指し示します。男らしさ/女らしさ……自分を苦しめるストーリーは書き換えることが可能なのか? 自分がどう物事を把握してるのかを知ることは、役に立ちます。


柴 幸男(演劇作家)

演劇界で注目され続ける柴幸男さん。悲劇の「外」の人間の苦悩、悲劇の「内」に近づけないもどかしさ。肉体的な距離が「共感」を生み出してしまうバイアス。身体と心を考え続けた柴幸男さんの実践。絶望を、希望に反転させうる物語を紡ぎ出しました。


心揺さぶられる12の物語
続きは本書でお楽しみください。


柏木ハルコ(漫画家)

裸のえろ/答えの出ない問い


藤田 一照(禅僧)

教えて、一照さん。


伊藤 守(社会学者)

突き動かすは「情動」


竹沢うるま(写真家)

私がほんとうに見ているもの


ネルノダイスキ

きんき


小原 信治(放送作家)

娘と父


長津 結一郎(芸術社会学者)

「ひとりぼっちたち」な僕ら


永井 陽右(テロリスト救済)

スプーンひとさじの存在肯定


坂本 フジヱ(日本最高齢助産師)

年年歳歳花相似たり


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